足音がうるさい! マンション暮らしで私がした対策とは?

ドス!ドス!と頭に響く重低音。
聞こえる度に思考が一気にもっていかれるんですよね。
睡眠不足や、部屋に居ても落ち着かない日々。
うるさい足音に長い間悩まされていました。
そんな私がなんとかしたくて、実際にやったことを紹介していきます。
目次
足音から逃れるためにやったこと
1.大家さんに報告・相談してみた
最初は、引越しの後片付けなどでうるさいだけで、もう収まるかもしれないと様子をみていました。
そうして、うるさくなってから2週間の時点で、大家さんに相談しました。
私 「最近引っ越してきた人、足音がドンドンとうるさいんですが。なんとかなりません?」
大家さん 「そうですか。じゃあこちらからなんとか言ってみます。」
大家さんは3日後に相手に「静かにするように」と伝えたそうです。
「すぐに言ってくれよ!」と思いました。
が、どうやら相手に直接会うのに都合がつかなかったようでした。
それ以降は、多少は音が小さくなったように思えました。
ただ、数日たつと元に戻ったのです。
それからはずっとうるさいままで、我慢できなかった私はまた大家さんにお願いしました。
数日後にやっと注意してもらえたのですが、それから2、3日でまたうるさくなりました。
それからは、同じことの繰り返しです。
1、2週間様子を見て、うるさいままなら大家さんから注意してもらう。
これがしばらく続きました。
大家さんに歩き方のレクチャーや、提案をしてみたこともありました。
- かかと歩きをしているからドスドスと足音が響くんだ
- 「抜き足差し足忍び足」みたいな歩き方ならいいんじゃないか
- 防音できるマットをしいてもらうのはどうか
- スリッパをはいてもらうのはどうか
実際に、相手にやってもらえたのはマットを敷くことだけでした。
確かに音は多少小さくなったように感じました。
その時は。
ですが、眠っていても目が覚めるような音という意味では、変わりがありませんでした。
音のする頻度が変わらなければ、やはりずっとうるさいままです。
そこで、「せめて夜だけは静かにするように」との注意を大家さんに頼みました。
結果は、何も変わりませんでした。
相手は「共稼ぎで帰ってくる時間もバラバラなので難しい」というのが大家さんから聞いた話です。
「いや、静かに歩くだけやろ! 人に迷惑かけんな!!」
危うく大家さんの前で叫ぶところでした。
まともに眠れないことも多かったので、私のイライラは募っていくばかり。
結局ダメ元で、1ヶ月に1度現状を報告し、その度に注意してくれるようお願いすることを続けました。
大家さんも多少うんざりしていたかもしれません。
それでもとにかく続けてみました。
そうして、最初にうるさいと思った日からおよそ1年と3ヶ月後。
上の住人は引っ越していきました。
子どもができたからということでした。
「ようやくまともに眠れる・・・!」
私はホッとしました。
注意してもらい続けたことにどれほど効果があったかはわかりません。
それでも続けたことは無駄ではなかったと今でも思っています。
この件でわかったこと
- 大家さん(管理者)に相談すると少しは効果があった
- 他人を変えるのは難しい
2.手紙を書いてみた
大家さんに注意をお願いすることと平行して、相手に手紙を書いていました。
その一部がこれです。
これを相手の玄関のドアポストに挟んでおきました。
郵便受けは大体別にありますよね?
ドアポストに入れ込んでしまうと気づかれないと思ったので、挟んでおくということにしたのです。
実際相手もそれに気づき、手紙は読んだようでした。
少し音がマシになったのです!
とはいえ、しばらくすれば元通り。
注意するのが「大家さん → 私」になったくらいでは大して変わらないということでしょうか。
この手紙を出す作戦も何度かしていたのですが、注意していたことがありました。
あまり回数を重ねないことです。
手紙とはいえ当事者同士のやりとりなので、エキサイトして更なるトラブルになるのを避けるためです。
幸いなことに、相手が怒鳴り込んでくるようなことは今まで一度も経験がありません。
今思えば、ドアポストに挟む前後で相手に会わなかったことも幸運ですね。
会っていたらトラブルになっていた可能性もあるので。
この件でわかったこと
- 手紙でも少しは効果があった
- それでも効果は持続しない
3.記録をとってみた
騒音の証拠を残すことが大事というようなことをネットで見かけました。
そこでノートに、いつ・どれくらいの音がしたのかを記録していくことにしました。
実際には下のような書き方をしていました。
20:31 大 4
これは、20:31に大き目の足音が4回聞こえたということです。
こうして毎日の記録を1ヶ月続けて、ノートが1冊埋まりました。
そして、大家さんにこれを見せてみました。
大家さんは「これはひどいな」と言って、状況を少し理解してくれたようです。
「もうちょっとしっかり注意する」と約束してくれたのですから!
夜中に音で目が覚めて、しんどくて記入ができないことも多かったです。
くやしい思いもしましたが、なんとか1ヶ月続けてよかったと思えた瞬間でした。
ただ、1日の間に何度もメモをとらなければならないので、それだけでもしんどかったです。
結局その1冊で、記録はやめました。
他にも、携帯電話で足音を録音しようと試したこともあります。
ですが、足音はうまく録音できませんでした。
ボイスレコーダーの類は、人の声の音域のものを拾いやすくしてあるのだそうです。
なので、足音の重低音はとりこぼしてしまうということでした。
この件でわかったこと
- 毎日メモしておけば、信頼性が増す
- ボイスレコーダーでは足音の録音はできない
4.耳栓を使ってみた
それまで私は、耳栓というものを使ったことがありませんでした。
耳につけるといったらせいぜいイヤホンくらいのものです。
同じように考えて、耳栓も割と固いものをイメージしていました。
実際は思ったよりも柔らかかったです。
ちょっとしっかりしたマシュマロという感じでしょうか。
慣れてしまえば長時間つけていても違和感がなくなりました。
自動車や電車の音みたいな周りの音もかなり聞こえなくなりましたし。
これで足音から開放され・・・ればよかったんですがねぇ。
残念ながら足音は聞こえてきました。
耳栓は一定の効果があり、周りの雑音を確かにカットしてくれてはいました。
が、そのせいで足音の重低音がさらに目立つようになってしまったのです!
まあでも、しないよりは足音も小さくなることは確かでした。
それからはずっと耳栓を着けて寝るようになりました。
おかげで、夜中に起こされる回数は2割くらい減った気がします。
ふとんをかぶったりして、少しでも音をシャットアウトしようとしていたおかげもあるかもしれません。
一応効果は得られた耳栓ですが、弱点があります。
使うごとに劣化していくのです。
まっさらで使用したものよりも何度か使ったもののほうが、音が聞こえやすくなっていると感じます。
体感的には、4、5回目までで交換するのがいいと思います。
この件でわかったこと
- 耳栓はある程度音を消してくれる
- ひどい足音を完全にシャットアウトすることはできない
- 耳栓は短いサイクルで交換する必要がある
5.縁切り神社に行ってみた
耳栓で少しはマシになったとはいえ、しっかりと眠れない日は続いていました。
ネットを見ていると、安井金比羅宮は縁切りで有名だと書いてありました。
他にどうしたらいいか思いつかなかった私は、神様に頼ることにしました。
実際に神社に行ってやったことは次のとおりです。
- 形代と呼ばれる紙に願いを書く
- この紙を持って願い事を心の中で唱えながら、縁切り縁結び碑を表から裏にくぐる
- 今度は裏から表にくぐる
- 縁切り縁結び碑に形代を貼る
相手の名前はわからなかったので住所と部屋番号を書き、「縁が切れますように」と願いました。
意外とたくさんの人がいる中で、地べたにはいつくばるようなことは正直抵抗がありました。
が、他の人もやっていたし、なによりそれで静かになるならとの思いで石碑をくぐりました。
祈願は終わったので、その日は京都市内をぶらついてから帰りました。
それからというもの。
何日たっても劇的な変化は訪れませんでした。
願い方が甘いのか!?
そう思って3ヶ月おきくらいに、2回ほど神社に祈願しに行きました。
そうする内に相手は引っ越すことになったわけですが。
神頼みなので、神社のご利益があったのかはわかりません。
少なくとも1回ではすぐに効果は得られなかったということは間違いありません。
ただし、相手の名前がはっきりわかっていれば、また別だったのかもしれません。
この件でわかったこと
- 神頼みのおかげとは言い切れない
- 神様にもより詳しい情報を知らせる必要があったのかも
やってきてわかったこと
労力の割に一番効果があったのは耳栓でした。
耳栓だけで解決したら楽なんですがね。
他人を劇的に変えることは難しいです。
2、3回管理人に注意してもらって、変化が無ければ諦めるのも一つの手です。
引っ越せるなら引っ越したほうがよほどいいです。
私は抗い続けましたが、とんでもなくしんどかったです。
白髪もかなり増えました。
決してオススメはしません。
が、それでも自分も抗ってやる!という人は長丁場を覚悟してください。
できれば記録をつけてください。
そして、他に同じように困っているマンション内の仲間を探してみてください。
複数人からの訴えなら、管理人さんもより強く注意してくれるかもしれません。
まとめ
足音で困ったら
- 耳栓を試してみる
- 管理人に相談する
- 記録をとる
- 同じ思いをしている人がいないか探してみる
- 変化が見込めなければ諦める
劇的な解決法はありませんでした。
相手が引っ越すのを祈るしかないのがくやしいですね。
それでも相談し続けたことで、相手の引越しの時期を早めることができたんだと思いたいです。